2005年08月26日

シー・ドラが行く Vo.3


その日の指令は「直接熊本駅に出迎え」だった。

来るのは男女一人ずつ。
顔がわからないから名前を書いた紙を掲げて待つようにとのこと。
おもいきりへったくそな字で画用紙に名前を書き、胸の前に掲げて彼らの到着を待つことに。

空港なら分かるよ。駅でやるか?

と、言わんばかりの視線を行き交う人々は僕に投げかけていた。

しょーがねーだろ!顔知らねーんだもん!

と心の中でつぶやく。


しかし・・・

彼らは約束の時間20分すぎても現れない・・・

いや、電車は着いてる筈だから僕のこの(恥ずかしい)字を見落としたかな?

とちょっと不安になってると司令部から連絡が。

「駅のコンビニにいるそうです。しっかりしやがれ、このぼけぇ」
(後半は想像)

どうやらすれ違ったが気付かれなかったようだ。
すいません・・・仕事の出来ない男で。


あわてて行ってみるとクールビューティが関西弁を操りつつ歩み寄ってきた。

「あ、田代さんですか?すいません!!!!」
僕は超高速でペコペコ平謝り。

その近くにいた島田さんにもようやく巡り会い、やっとゲストハウスへと向かう。

二人とも同じ事務所に所属していて島田さんは僕と同い年。
主に舞台で活躍されてるそうだ。
彼は映画の中での映画監督役。

田代さんは・・・
げぇ、16歳????
へーーー!
彼女は後半に出てくる謎の美少女役。

「大人びてますねー、よく言われるでしょ?」

「まぁ、そうですね」←クール

でも、つんつんした感じでもなく、礼儀は正しいし、まったく嫌な印象を感じない。

このへんはすでにプロなのかもね。


僕が最近たまたま大阪に行ったのでその話題で盛り上がってる中、僕が「たこ焼きは熊本も美味しいですよ!」と言うと一呼吸置いて島田さん、

「たこ焼きはどうかな・・・」

そのときバックミラーに映る彼の目の奥がキラーンと光っていた。
おおぅ、郷土愛!


そんなこんなでゲストハウスに無事たどり着き、荷物を降ろして先日到着した永瀬さん、後田さんと二人を面通しさせる。

そのとき、僕の背後からなぜか眩しい光が!!!
そのとき僕が見たものは!!!
posted by はやし at 14:34| 熊本 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

シー・ドラが行く Vo.2


15日、東京からきたキャストは中国人ヤンヤン役の中村さんとヤンヤンの兄貴役の永瀬さんとゆうこの旦那役の後田さんの3人だった。

役柄とかは分からないでしょうがそれは映画が出来てからのお楽しみということで。

用意されたゲストハウスに戻ったとしてもテレビもないし、周りの地理もよく分からないから「ちょっと時間つぶしで熊本城にでもお連れして」といった指令が出ていた。
僕が「オンナのコはいないの??」って司令部に聞いたことは3人には内緒だ。



下通り入り口付近のドトールで待ち合わせしていたのでそこで落ち合い、「昼飯でも食いますか」と言いつつ店外へ。

「昼飯でも〜」と言ったはいいが、気のきいたランチを食べるところってあんまり知らないんだよね。
夜の街なら「任せとけ!!」って感じなんだけど・・・

何人かに「熊本っぽさが出てる落ち着いた雰囲気でそんなに高くないところ、教えて!」と電話してみるがなかなか決定できず。
結局新市街のふく泉に入ることにした。

みんなでそばを食したんだけど3人さんは「美味しい」と言ってくれたので一安心。


そこでゆっくりとお話することが出来た。

後田さんはおもに映像関係で活躍されててテレビの「○○の法則」とか「行○○○○○法律○○○」とかの再現ドラマに出てるそうだ!!

永瀬さんはSLAというプロダクションをされてて色々な方面でご活躍中。
やたら体格いいなぁと思ったらそれもそのはずラグビーのトップリーグ伊勢丹で活躍されてたとか。
ひぇ〜。
長瀬さんは熊本入りしてからの状況をブログにしてるよ。

中村さんは所属はないけど映画が好きで山下敦弘監督のワークショップとかに参加してるらしい。
いいなぁ。さすが東京。身近にそういった機会って結構あるんだろうね。
山下監督の作品は熊本ではまだ上映されてないんじゃないかな。
(違ってたらごめんなさい)
鬼畜大宴会」(1997) はレンタルで見かけたけど。
リンダ・リンダ・リンダ」はシネプレックスで公開?



ゆっくりしたので「じゃぁ、ちょいと熊本城に行きますか」って感じで腰をあげる。

暑かった。
うだるようとはこのことだ。
加藤清正公銅像の前で写真撮ったりして入り口まで行ってみる。
いかん、意識がモーローとしてきた・・・
この暑さに東京の人たちは「ふぁっきん!クマモト!!」とか思ってねーかな。

「いや、日陰に入ると東京より断然涼しいですね。東京は日陰でも暑いから。」

へぇぇ。



その後、再び中心部に戻って僕が車を取ってくる間に喫茶店で涼んでもらうことにした。
お気に入りの隠れ家的喫茶店シグナルで。
ここのフレンチ・トーストはまさに絶品!!!
見た目普通なのにどう作ったらこんなに美味くなるんだ???

そこでちょっと話してゲストハウスへ送ることに。

中村さんは名字が「吐夢」というから
「内田吐夢の吐夢?!」って聞いたら
「お父さんがかなり映画好きだから」ということだった。
イカスねーお父さん!

調子に乗って「俺達、内田吐夢の『宮本武蔵 一乗寺の決闘』を上映しましたよ!!」とかテンションあげて話してしまった・・・



いやいやしかし、味のある人たちだったな。

俄然、撮影結果が楽しみになったことは言うまでもない。
posted by はやし at 09:43| 熊本 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

シー・ドラが行く Vo.1


昨日、産交バスの運転手になる夢を見たよ!
電信柱すれすれで通って冷や汗かいたよ!!
起きたら脂汗かいてたよ!!!


HINAMIの「萬花郷」の撮影が始まったのは8月の15日。
前の日「車が要るんだけど」という連絡を受けていた僕は約束の朝7:50分に道の駅大津に到着すべく車を走らせていた。

場所はなんとなくイメージできるから近くまで行ったらコンビニで聞いて確かめよう。
と思っていた僕は大体分かってはいたけど大津町に入って万全を期すために一軒のコンビニに入った。

僕「道の駅大津はどっちですか?」

店員「ああ道の駅ならこの前の道をまっすぐ行けばつきますよ」

僕「あ、こっち?(イメージと違っていたから)有難うございます」

なんだ思ったより近かったな、方角違ってたじゃん!
よかったー聞いてみて。
やっぱジモティに聞くに限るね。

と思いつつ、車を走らせること5、6分。

フンフンフフーン♪フンフンフ・・・



目の前に現れた看板には「道の駅 旭志」と書いてあった。

ポカーンですよ。

あぁのガキャアア!!!
ちゃんと道の駅お・お・づって言ったろーが!!!

やっべー!遅れる!!

すぐ電話して方向転換。
飛ばした飛ばした。


すいません20分遅れです・・・



到着先では一軒家を借りての撮影が今まさに始まろうとしていた。

どことなく漂うピリピリムード。

撮影現場を見たかったのだけどすぐ用件を言いつけられ一路宇土へ・・・

そこでさらに人と待ち合わせて車のデジカメ撮影のために車を走らせること15分。

無事写真を撮り終え、やれやれと思ったら携帯に次の指令が入る。

「東京から3人来てるから時間つぶしに付き合ってあげて!!」

「はぁ〜〜い・・・」

そこからまた下通りへと向かうのでした。



前置きが長くなっちゃったので続きはまた明日。





posted by はやし at 05:38| 熊本 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

シータク・ドライバーが行く プロローグ


どうも。
ご無沙汰しております。
トラヴィス・はやしです。

HINAMIの撮影も1週間が過ぎ、なんやらかんやらありながらも順調だそうです。

だそうです。っつーのは僕が撮影現場にほんの一瞬しかいれないからであり、「じゃあ、なんにもしてないのかよ」と言われれば「微力ながらちょっとは役に立ってオJAL!」と答える。


ぼ〜くはそ〜げ〜ドォライバ〜〜〜〜
(アキラ・コバヤシのこぶし回しで)


オホン、

東京とか大阪から出演者の方々がいらっしゃるのでそれを駅や空港に迎えに行ってレスト・ハウスにお連れする役なのさ。
まぁ、全員してるわけじゃないけど・・・・。

その車中とかで色々話すわけだけど撮影現場では役に入り込んで真剣そのものの役者さんたちのプライベートな部分に触れられるということで個人的には「いい仕事」だと感じている。

ってことで僕が担当して仲良くなった(と自分では思い込んでる)人たちについて書きます。



明日から。


やったぞ!ソウタ!デビュウ戦で2得点!!!
ほほほーい、ほほほーい、ほほほいほい!!


いや、別にごまかしてません・・・
posted by はやし at 06:31| 熊本 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月13日

出衛門デカ



香港映画の名作「インファナル・アフェア」(2002)がハリウッドでリメイクされるんだけど。
今撮影中らしいんだけど。

その撮影で、でえもんが警官姿披露。

matt-damon-departed-uniform07.jpg


カッコいいぞ!でいもん!
もう、「リプリー」(1999)の蛍光黄緑ブリーフタイプ海パン姿を覚えてる人も少なくなってきたぞ!

リメイク作品のタイトルは「Departed」
確か、でえもんがアンディ・ラウがやってた役で、でかぷりおがトニー・レオンがやってた役だったよな。<わかりにくいな
当たり前だけど写真で見る限りかなりアメリカちっく。

監督のマーティン・スコセッシは元の映画を見てないそうだけどまた、大仰だけどちょっと芯が外れた映画になっちゃうのかな。

元の映画は編集とかBGMの使い方とかすごくハリウッド的でリメイクしやすいんだろうなとか思ってたけど。

matt-damon-departed-uniform03.jpg


がんばれっ!
いつかはオスカーだ!!

posted by はやし at 05:49| 熊本 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | とぴっく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月08日

花火たった2000発かよ!


規模が小さくなっちまいましたね、市内の花火大会。
正式名称は「火の国まつりTKU 納涼花火大会」だそうです。

ったく・・・

菊地も人吉も本渡も6000発以上だってのに。


そんなだっせぇ市内で映画イベントがあっております。

熊本シネマフェスティバル!あんどカーニバル!<懐かしくねぇ?

社団法人熊本青年会議所主催だそうです。

映画がタダで見れて映画音楽がタダで聴けて映画に出てくる料理を店で食べれて(有料)その他、色々な企画があるんですと!

日程は!

あ・・・・・・

8月の6・7・8だ・・・

あっはっはっはーーーー。

おいら、数日間、熊本にいなかったから。

はっはっはっは・・・・


ええーい、Cine3。でこれぐらいの規模のイベントやるぞーー。
いつか。


アンテナ低くてごめんなさい。
熊本シネマフェスティバルの詳細はココ
posted by はやし at 04:43| 熊本 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | とぴっく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

銀幕酒家 第十夜!

先日、月に一度のCine3。発ザッツ・コミュニケーション!銀幕酒家を開催しました。
今回も有り難い事に13名もの初参加の人を含む総勢27名の参加があり、大盛り上がり!
アップ!フィールド2階はチョー満席状態!

盛り上がったのはいいが、今回、参加者が多かったため、泣く泣く参加を見合わせていただいた人まで出てしまって、大変申し訳ないことしたなぁと思っています。
次は早めにしっかり連絡させていただきます。

うううううむ。

月に2回にしようかな・・・

迷うところだ・・・。


今回、PRタイムでは自主制作本「みち 自分らしく生きる熊本の30代30人」スタッフのナミコ・グレート氏がその「みち」を紹介。
即売会のごとく、まずそこで1冊売れ、帰りしなに3人(だったっけ?)が買って帰られました。
良かった良かった!

そう言えばナミコ氏は本の読者と知り合い、その人をそのまま銀幕酒家に連れてきてくれた。
ナイスな広がりではございませんか!

それからCine3。スタッフの(既婚者なのにコンパ好きミーティング、銀幕酒家、全出席でCine3。を先導する)あたるさんが担当するNPO法人読書普及協会の九州大会開催のお知らせ。
あたるさんは読書普及協会の熊本支部長でもあるのだ!
熊本支部が何人いるかは「ノー・コメント」だそうだ!

そんで8月後半にUP!FIELDが主催する上映会のお知らせを僕がしました。

映画だけじゃない、テイジン!
じゃない銀幕酒家!

もちろん今回も新作映画情報と新作DVD情報と新作レンタル情報もお伝えしましたことよー!



来月は2回するか?
ちょっとキビシイか・・・

今回は男性12名女性15名でございやした!

posted by はやし at 12:26| 熊本 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月30日

5つ(以上)の顔を持つ男

先日、マスター・オブ・クマモトからこのようなお言葉を頂きました。




「パダワンよ、お前はこの書を知っておるか?」


「・・・いえ、知りません」


「うむ、ならば読んでみよ。これはお前の修行に必ずや、役に立つであろう」


「イエス、マスター」




ででん

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東周斎 雅楽 芳崎 せいむ

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これはビッグコミック・スピリッツに月に一度連載されてるマンガで、とあるテレビ局の深夜に映画を流す番組に関わる人間達を描いた物語。

当然、毎回どんな映画を流すかが重要な要素なわけで話の終わりには必ずその映画についてのあまり一般に知られていないような詳しい解説がついている。

その解説を担当しているのが新市街の喫茶ホワイエのマスターにして真の映画評論家、園村さん!


いや、ホントにたまんねーっすよ!この内容。
話自体も深くておっもしれーし。
ワクワクするし。
載ってるのが見たことない映画だったらまず、間違いなくレンタル店に走るでしょう。
それほど、興味を湧かせてくれる内容になってる。

この漫画全国的に大人気だそうです。


その原作者ですが実は別の名前で様々な作品の原作を担当してて、ちょっと衝撃だったのが、

○○○樹の「○○○○○年」

をノンクレジットで全てのアイデアを出してることだった!

これもおもしれーもんね!

あと「○○ー○ゥ」とかも彼。
まさに稀代のストーリー・テラーと言えるでしょう!!

その実力者がわざわざ熊本まで来て園村さんに協力をお願いして実現したのがこの「テレキネシス」なのであーーる。
以前、園村さんが「クロサワ―炎の映画監督・黒沢明伝」を書いていたときに全面協力して以来の仲だそうだ。

とにかく、映画ファンなら必読!!!
posted by はやし at 15:49| 熊本 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | とぴっく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月29日

劇場感染記「ライフ・アクアティック」

LIFE AQUATIC.jpg

現実と理想の狭間でもがきあがいたことないかーい(豊っぽく)
自分が何かを成し遂げようとするとき必ず何かが犠牲になる。
多くの人が語ることではあるがわかっていてもはっきり犠牲にするものが見えない人が多いのでは?
かく言う僕もその一人。
だからこそこの映画の切なさが胸に迫る。
天才ウェス・アンダーソン監督の最新作。
おちこぼれ海洋冒険ストーリィ!!

主役のズィスーは海洋学者にして海洋ドキュメンタリー映画の監督。
冒険をフィルムに残しそれをドキュメント映画として公開して資金を稼ごうとしてる。
チーム・ズィスーはその道のプロばかりではなく、どこか間の抜けた良く言えば個性的、悪く言えばおちこぼれた人間ばかり。と単位がほしい大学生達。
彼らに共通しているのはときに勇ましく頼りがいがあり、時に自分勝手で傲慢でスケベなズィスーを慕っていること。(学生は単位ほしさに従うのみ)

ズィスーをはじめ、クルー達は一生懸命なんだけど、なんだかずれてるため、その行動や会話が、どことなく可笑しい。
この微妙な感覚がアンダーソンの妙味で、徹底的に笑いを目指してるわけでなく、脱力系で統一されてるわけでなく、その中間というホントに説明するのが難しいところで、だから僕の表現の仕方も曖昧に濁すしかなくなってしまう。

まぁ、思い返してみればストーリー自体は大したことはない。
最近、以前の名声に陰りが見えるため「今度こそは、一発当ててやる!」と新たな冒険に出ようとするズィスー。
それには、前回の冒険でジャガーザメに食い殺された仲間の敵討ちという目的もあった。


アンダーソンの映画はとにかくキャラの個性をその独特のセンスで作り上げる映像、セリフ(と彼選曲の音楽)の上に際立たせるのが特徴(だと思う)。
様々な障害をそれぞれが、真面目なんだけどオオボケといったスタンスで乗り切っていく。

つーか、出演者、元々アクの強い面々なんだけどね。
ズィスー役のビル・マーレイはもちろん、コメディが好きで好きでたまらないという雰囲気を醸しつつ、シリアスな演技もこなすオーウェン・ウィルソンとか、ここでは泣けてくるほどとぼけた味の怪優ウィレム・デフォーとか真面目な顔つきがなぜか可笑しいケイト・ブランシェットとか、大ボス風情満点のアンジェリカ・ヒューストンとか・・・
ね、
ラーメン食べた後のゲップみたいに濃いでしょう?

らいふ・あくあてぃっく.jpg


後でじわじわ来るようなブローを笑いのツボに当てられながら話は展開するのだけど、ぼろぼろになったチーム・ズィスーがたどり着いたものを見たときに不覚にも涙がこぼれそうになった。


そうだよなぁ、やりぬいた者だけが見える風景ってあるんだよなぁ。


そこに至るまでズィスーはいろいろなものを犠牲にしている。

だから、ラストシーン、喝采を受ける場面であんな表情を見せたのだろう。
「バカでゴメンね」と。

バカでも憎めない。
まして狭い船の中ですごすからチームは他人同士とはいえ、家族同様。
絆は深い。
実のところ、「家族のまとまり」に郷愁を感じながら期待しているのがアンダーソン自身なのかもしれない。
前作「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001)もバラバラになった家族の(一応の)再生の物語だったし。
傑作だったし。

僕が考える名監督の共通項、「人間をごまかしなく描く。」を軽やかに実践している映画でございました。

ネットをはじめどこそこでこの映画に対しては批判的な意見が多いけど・・・・


ちなみに海の生き物の造形は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993)のヘンリー・セリック。
カラフルでファンタジックな生き物は目を楽しませてくれますよ!
僕がはまったのは「クレヨン・タツノオトシゴ」と「キャンディー・ガニ」。

もひとつちなみに劇中流れる曲にデビッド・ボウィをポルトガルでカバーしたのがあって、これがまたかなりいい雰囲気!


THE LIFE AQUATIC WITH STEVE ZISSOU (2005)
上映時間 118 分
「人生は、海だ。
広く、深く、そしてショッパイ。
荒れる日もあれば、穏やかな日もある。
永遠の謎を秘めた、美しいもの。」

監督・製作・脚本: ウェス・アンダーソン 

出演:ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ケイト・ブランシェット、アンジェリカ・ヒューストン、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、マイケル・ガンボン


posted by はやし at 09:35| 熊本 ☔| Comment(2) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月28日

四方山ぽろぽろ


昨日からの流れで。

とにかくあまりの人気ぶりに数々のシリーズ物が作られ、僕は全部は見ていないのだけど見た中ではZガンダムがいちばん好きだった。
リアルタイムで見た僕はまだ中学に入りたて(だったよな?)。

ということは

1stガンダムの頃はまだ小学生だったわけでその時分であんな難解なセリフやそれまでの子供アニメにはない戦争物としてのストーリー展開を理解できるはずもなく、じゃあなぜハマったかというとガンダムのプラモデルシリーズが当時の少年達の間で異常なほどのフィーバーぶりを博していたからだった。
がんぷら1.jpgグフ.jpg

こんなのね


僕も例外なく踊らされた。
ちょっと珍しいモビルスーツ(登場人物たちが乗るロボットの名称)が置いてあると噂されたならJR使って4つ先の町まで買い行っていた。

そんな全国的な加熱ぶりにガンダムは再放送が繰り返され、世の少年達は必死にテレビにかじりつき、何とか話についていこうとした。


否応なく戦争に巻き込まれていった少年達の青春。
(わりと)リアルな描写。
気の利いたセリフ。
敵味方関わらず戦死していくキャラたち。
人智を超えた能力を持つ人間、ニュータイプ。

それまでのアニメにない斬新さ。
うーん、こりゃハマル要素いっぱいだわな。

今見返すと政治的ストーリーもなかなか面白い。
何が正義で何が悪なのか明確に表現されないとこなんか、まさに現実。
ニュータイプを作るための洗脳とか絵空事ではないしね。

「宇宙全体の平和のためのある程度の清粛」ってどこかの国の大統領が似たようなこと言ってたし。

と、
ここまで書くとガンダムシリーズとスター・ウォーズサーガって似てなくねぇ?
SWの帝国はまさにア○○カのことでしょ?
若い人間が戦争を終結に導くし、フォースを持つもの=ニュータイプ。
ダークサイドに引き込む=ニュータイプへの洗脳。
作品が伝説と化しているところとかとか。

20年前の作品を現代の技術で焼きなおすところまで同じ。


そのガンダムの監督の富野氏。
思いのほかヒットしたガンダムプラモデルシリーズが販売元のバンダイに莫大な利益をもたらしたため巨匠のように祭りたてられることとなる。

彼はガンダムが終了すると全く違うロボットアニメを作っていったがそちらのプラモデルの売れ行きはさっぱりだったらしい。

であるからして、

スポンサーは
「もう一回ガンダムの話を作れ!そうだ!続編だ!!変形するのなんか登場させたらまた、売れるでぇ!」
とか何とか言って富野に圧力をかけたらしい。

そして、屈辱感をかみ締めつつ作り上げたのが「Zガンダム」。
その彼の心情を反映したのだろう、登場人物たちはどこかイライラしていたような気がする。
こんな形で作品を作るのはもう嫌だ!とばかりに富野は(ウケを気にせず)あえて暗いストーリーを作り上げていった。
あのラストなんかアニメ史上に残る○○○な感じ。(と雑誌に書いてあった)

しかし、その暗い内容がまたまたファンの心をわしづかみ。
皮肉なことにガンダムシリーズの人気は絶大なものになった。

当時、ハマって見たね。
1stの主役達が再度大人になって出てくるだけでワクワクしたし、思春期真っ只中だった僕は主役のカミーユのムチャクチャ切ない恋に打ちのめされた。
切ないってもんじゃなかった。ショックだった。

そう、10月の第2弾のサブタイトルは
「−恋人たちー」

あの頃の自分への「再会は躍動する魂」。
posted by はやし at 06:04| 熊本 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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