2005年09月16日

シー・ドラが演じる


マリーグレイスにて。


撮影が始まり、しばらくしてついに僕の出番がやってきた!!

僕は主役級のカップルの隣のテーブルで仲睦まじく食後のコーヒーを飲むカップルの彼氏役だった。
お相手はエキストラのためにやってこられた(恐らく)熊本の女の子で僕は撮影の緊張からかあまり話しかけれない・・・


二人でテーブルにつくと監督の黒川さんから

「貴方達は仲の良い恋人同士です。お互い見つめあって笑顔!」と指示が出る。

さらに、カメラマンのミチロウさんからは「口パクで『美味しかったね』お願いします。」との指示が出る。


・・・・・

あれ、結構、頭が真っ白だぞ・・・

だってカメラが僕の真横にあるんだもの!
演じるところをカメラに取られるなんて生まれて初めての経験だし!!
いや、実際にはエキストラもちょっとだけ演じるのも経験したことはあったのだけど今回は「その他大勢の中の一人」とは違っていたからね。


なんとも言えないプレッシャーを感じつつ、テストスタート!!


ちゃんと口パクしてる相手の女の子に対し、僕はわけのわからない笑顔を振りまくだけ・・・
そう、いきなりパニくってる・・・

そして、隣の席から主役の大声が響く。<主役のセリフね。


カット!!


「えーっと、普通、こんな静かな場所で大声が聞こえたら振り向くでしょ!」
黒川さんの指示がかろうじて耳に入る。


ああ、確かにそうだ。

ってことで大声が聞こえたら振り向くことになった。


さてさて、本番。


しーん・・・


イカン、頭がボォーーっとしてきた。
なんかギリギリの状態だぁ・・・

もう、本能のままに笑顔を作り、彼女役の女の子を見つめる。

そこで隣の席の大声。


一瞬、真顔になり真正面を向いたとき、「あ、振り向かなくっちゃ」と気付いたので振り向いてみた。

そこから数秒。
これ、物凄く長く感じた。
高校時代の部活で足上げ腹筋を30秒数えるときと同じくらい長く感じた。



そして「OK」の声。
さらになんと黒川さんから「上手い!!」の声が!
両親指立てられて!!


そのおかげで今までの緊張が全て溶けた僕は現場のマリーグレイス中に響くような声で


「よかったぁ?」


聞き返した。

反射的に。

多分、緊張の反動。


・・・今思えばモーレツに恥ずかしい。



しかし・・・

役者さんって大変だよね。
でも楽しいよね。

あの、胸がざわざわとする感じ、今までになかったものが胸に押し寄せてくる感じ。

それをかみ締めつつ、ラ・マンチャ号に乗り込み、現場を後にする。


長い長い一日が終わった。

車を走らせながら、

「なんか、仕事をやり遂げた男って感じだぜ、俺・・・」

自分をちょっと褒めてみた。




って、僕のこのシーン全部カットされてたらマジで泣くぞー!!


シー・ドラ編はまだ続くぞォ!!
posted by はやし at 04:12| 熊本 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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