2005年02月28日

アーカイBS「評決」

1983評決.jpg

前回の「半落ち」は法廷ドラマかと期待したけど違って残念。
法廷ものを期待するのは恐らくその社会性リアリティからくる高揚感が僕の脳細胞を活性化する(ような気がする)から。
これは数ある名作法廷ドラマの中でも最高ランクの1本。

ストーリーは

ギャルビンは新聞の死亡欄から裁判になりそうな事件を見つけては、葬儀に紛れ込んで依頼を受けようとするまでに落魄れた毎日を送っていた。そこに医療ミスで植物人間にされた患者の弁護の仕事がやってくる。始めは金になりそうと言うだけで引き受けたが、調査を進める内に再び弁護士魂に火が点り、法廷に立ち上がるのだが……。

こんな感じ。

序盤、落ちぶれた主人公と同じように映画のトーンは寒々しい。
まるで、弁護士という仕事さえ生きるための一つの術でしかないと割り切ったかの男。
うーん、渋い。っつーか、暗い、地味。
しかし、あるきっかけから男の眠っていた正義の心に火がついていきます。徐々に。
(ここの全く説明的でない描写が見事!)
そして、証人探しに奔走、さらには、検察側との息詰まる攻防!
見ていてグイグイーっと引き込まれますよ!

金のためではなく、弱者を救うという正義感に駆られた彼ですが元々孤立無援。
勝算もないに等しい。
無謀な戦いに弁護する遺族からも罵られ、彼の精神はどん底状態に。
いや、だからこその開き直りか、反骨心スパークか。
自分を信じ、世の中の正義を信じ、彼は最後の法廷に向かうのです。

そりゃ、熱くなりますよ。
カッコよくない、華やかじゃない、でも、背中で語る男の生き様。
人間、やらなければならないときがある!って僕は落ち込むとこの映画を思い出すってのはウソだけど思い出していいよ、この映画は!<ナニ言ってんだか

まぁ、主役のポール・ニューマンがすごくいいんですわ。
彼が出る映画の中ではベストだと思います。
ホントに渋い。
ついでに謎の女役シャーロット・ランプリングも渋い!
映画にミステリとロマンスの味付けしてくれてる!

とにかく、映画が好きなら必見の1本ですよ!
こういう名作をDVD早く出せーむかっ(怒り)
未見の人はレンタルでどうぞ。

「コレはアカデミー取ってるだろ」って思ったらその年は「ガンジー」の一人勝ちのため、ノミネート(5部門)のみの無冠。
カンケーないねっ。賞を取ろうが取るまいが「この映画は凄くいい」って僕の心に刻まれたから。
だから賞関係はノミネートされた時点でその映画に興味を持つことにしてます。


THE VERDICT  (1982)
上映時間 129 分

監督: シドニー・ルメット 
出演: ポール・ニューマン、シャーロット・ランプリング、ジェームズ・メイソン、ジャック・ウォーデン
posted by はやし at 14:07| 熊本 | Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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