2005年02月25日

レンタルメモリ「半落ち」




栄えある今年度日本アカデミー賞受賞作<栄えあるのか?
昨年まで東宝、松竹、と来たから今年は東映の番ね。
今年の東映っていったらこれしかないよな。
受賞した次の日にWOWOWで放映されてたけどやっぱ知ってたんすね。

ストーリーは

ある日、元捜査一課警部・梶聡一郎は最寄りの警察署に出頭してきた。そして、3日前に妻の啓子を自宅で絞殺したと告げる。半年前、若くしてアルツハイマー病を発症した啓子の看病のため刑事を辞職し、警察学校で後進を育成して広く敬愛されてきた梶。取り調べにあたった捜査一課・志木も困惑を隠せない。その上、梶は自首するまでの2日間について固く口を閉ざし続ける“半落ち”の状態。現職警官による前代未聞のスキャンダルに県警全体が窮地に立たされる。組織の防衛を優先する県警幹部は、完落ちしない梶の“空白の2日間”に拘り続ける志木の意向を無視し、調書のねつ造で謎の隠蔽を図り、強引な事件の幕引きを目論むのだった。

こんな感じ。

芸達者の人たちばかり出ているのでその演技を見る分にはいい映画だったんだけどいかんせんテーマの焦点がボケすぎで見た後、何か釈然としないです。
原作はミステリーの部分がかなり話題になったけど映画はそれをほとんどと言っていいくらいばっさり切り落として人間の命についての重厚なドラマを目指している感があります。
が、
警察内部の確執、記者と弁護側からの謎解き、介護問題等詰め込みすぎでそれでいて一つ一つが中途半端に終わってるから2時間が長く感じることこの上ない。
さらに、最大の見所(にしなければならない)空白の二日間の謎の答えが「はあ?」って思いっきり拍子抜けするものなのが痛い。
何で梶は頑なに隠したの?
普通に最初から言っていい理由じゃないの!
あと、僕は妻を殺害した理由にも納得がいかないぞぉ。妻のためでなく自分のためじゃんか!
んで、とどめはエンディングの森山某の耳につく歌声。
脱力感全開です。

刑事役の柴田恭兵、検察官役の伊原剛志、主人公の義理の姉役の樹木希林は大仰な演技になりがちな役どころを押さえ気味にやってたからよかった。
問題は栄えある(←しつこい)アカデミー主演男優賞を獲った寺尾明で、あんなものは誰がしてもああいう演技になるっつー普通っぷり。
印象薄いっす。
ついでに原田美枝子もミスキャストだと思うな。


とにかく、さすが「日本アカデミー賞の作品」!と
言えるかな。
どんなものか確認してみたい人は御覧下さい。


半落ち (2003)

上映時間 121 分

「男はなぜ、最愛の妻を殺したのか――
男はなぜ、あと1年だけ、生きる決心をしたのか――?」

監督: 佐々部清
原作: 横山秀夫

出演: 寺尾聰、柴田恭兵、原田美枝子
   吉岡秀隆、鶴田真由、伊原剛志
   國村隼、高島礼子、奈良岡朋子
   樹木希林、田辺誠一、西田敏行
posted by はやし at 14:23| 熊本 ☁| Comment(6) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうです。拝見して、何となくすっきり。なんかもやーっとしていた見た後の消化不良感。言い当ててくださったような。原作を読んでみるです。いや、スッキリしました。
Posted by maltsmam at 2005年02月26日 22:37
どもども!
この映画、意外と評価が高いんすよね。
僕は、もうちょっと・・って気がするんだけど。
個人的には「法廷ものかな」とか思ってちょっと期待したんだけど・・・
感動を目指すより、ストーリーの妙を考えてほしかったっす。
Posted by はやし at 2005年02月28日 00:40
前評判、よかったし、かなり期待しながら待ち望み、劇場公開見なかったおろかもんなんですが。法廷劇ではないですよね。リーガル系好きなので……。映画は好きなのですが、詳しく勉強するタイプではありません。でもちょこちょこ、おじゃまにならない程度、拝見させていただきます!今晩は、スリーピーホロウをまた見るんです。回を重ねると、最初はなんのこっちゃい!と思っていたことも、自分なりに整理できるか……と。あ、長すぎ、ですね。失礼いたしました!
Posted by maltsmam at 2005年03月01日 00:42
いつでもお越しください!
僕も映画の感想は直感勝負!なところがありますし。
好き勝手書いてるだけですから<当たり前ですが

「スリーピー・ホロウ」いいっすねー。
僕はティム・バートンとクリストファー・ウォーケンは大好きなんすよ。
今度そちらにもお邪魔します!
Posted by はやし at 2005年03月02日 00:38
初めまして。TB自分では使いこなせてないので、
今!気付きました。ありがとうございます。

先日TV放映されているのを再度観たけれど、
やっぱり…。という感想でした。
セリフに何の重さも無いのに、含み〜ばかりで、
半分空気の抜けたバルーンな感じを受けました。
ん〜〜とっても残念。
Posted by 朔弥 at 2005年03月30日 03:28
>朔弥さん
どーも!
>セリフに何の重さも無いのに、含み〜ばかりで、
>半分空気の抜けたバルーンな感じを受けました。
おっしゃるとおり!
まさに朔弥さんがブログで書かれてる「押し付け」ですね。
Posted by はやし at 2005年03月30日 04:30
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

映画 『半落ち』 のこと
Excerpt: 写真など人気blogランキングへ 今日はどのくらいにいるかな 最近は、たまたま映画を観る事が多いです。今夜の映画 『半落ち』 には色々考えさせられました。元警部で最愛の妻を殺害した夫役の寺尾聡さんは、..
Weblog: 季節の中で 〜 癒しの写真&音楽 Mako’s Homepage Diary 〜
Tracked: 2005-03-25 01:54
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。