2005年07月22日

劇場感染記「コーヒー&シガレッツ」其の四


第9話 COUSINS?「いとこ同士?」
アルフレッド・モリーナ スティーブン・クーガン


「逆転敗訴」って紙に書いて走り出したくなるような心情を描いた小話。

ちょっとモリーナの人間像を極端に描いたきらいはあるけど短時間で二人の優位性が変化する話は単純に面白い。

「スパイク?スパイクってあのスパイク・リーか?」
「いや違う・・・・・・・・スパイク・ジョーンズだ」

レフト線2塁打だぁぁぁぁぁぁぁぁ!
2者帰って2アウトからぎゃくて〜〜〜〜ん!
ってとこね。

モリーナもクーガンもそこそこ売れてる俳優だから描ける話。
絶対ハリウッドにしかない空気がそこにはある。
クーガンはロス在住の設定じゃないけど。

モリーナは「レイダース/失われたアーク」(1981)でインディを攻める悪役として映画デビュー、その後様々な映画にスパイスの効いた脇役として活躍、「マグノリア」(1999)とか「死ぬまでにしたい10のこと」とか「スパイダーマン2」(2004)に出てる。
あのオクトパス博士がここではすごくモジモジしてる姿がちょいと愛らしい。

クーガンは元々イギリスのテレビやラジオで活躍してたコメディアン。
コメディ・ショーなども積極的に演り、ロンドンではショーの興行記録も作ったほどだそうだ。
映画は「24アワー・パーティ・ピープル」(2002)とかジャッキーと競演の「80デイズ」(2004)などに出てる。
「24アワー・パーティ・ピープル」はここでは会話のネタになってる。
モリーナに「あれ、良かったよ」とか言われて。


第10話 DELIRIUM 「幻覚」
GZA RZA ビル・マーレイ


うおおおおおおお!
ウータン・クランの二人じゃないすか!
一時期お世話になりました。
あなた方のレコードを何枚買ったことか・・・
有難う、青春!!<なんのこっちゃ

つーか、ビル・マーレイがふつうのおっちゃん風に店員やってるだけでウケル。

「あんた、ビル・マーレイか?」
「ここだけの話にしてくれ」

変なの。

本人役で3人もの有名人が出てちょっと変な虚構を作る。
これ自体タイトルでもある幻覚なわけで本物が作りものを作るってパラドックスがけっこう味わい深い。

映画は真実を映す時もありながら作り物の世界。
いやいや現実も虚構がありふれてるよ。
そもそもどこからが現実?夢は現実じゃないの?
誰か科学的に立証してくれ。

あ、まだ幻覚見るまでには至ってません。

RZAのほうは「ゴースト・ドック」で音楽を担当。
最近香港でカンフー映画の短編を作ったそうだ。
さすが!ウータン・クランの名前は伊達じゃないね。


第11話 CHAMPAGNE 「シャンパン」
ビル・ライス テイラー・ミード


人生の渋みをコーヒーの渋みに、タバコの煙に乗せて表現する先輩達。
コーヒーさえもシャンパンになる。
「人生を祝おう」という言葉に隠れる喜びとあきらめ。
地下室のような部屋で地球を語る世界観。
ついでにテスラコイルも出てくる。<だから、それ何?

儚い粋。

ラストにふさわしい作品。

「それは命取り」からラストまでは2003年にニューヨークで2週間で撮ったってさ。


全ての人に受け入れられる映画ではないかもしれないけど雰囲気を楽しんだ先にそれぞれが思うことがあればいいかな、と。
全11話.jpg


それでは、コーヒー&ムーヴィ&シガレッツで。


posted by はやし at 03:34| 熊本 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。