2005年05月17日

劇場感染記『昭和初期アニメ・レトロスペクティブ』前編


16日に行われた南坪井のカフェ「イクイップメント・カフェ」での上映会。
昭和の初期、アニメが初めて一般大衆の目にふれた、まさにその時代の記憶まで包み込んでた映画が5本。
チョ〜キチョーかわいい

1本目映画茶釜音頭」(1935)上映時間 11 分

「ぶんぶく茶釜」とは一味違ったアニメならではのファンタジー。
狸たちがお寺を舞台にいたづらかます。
ちょいと毒気やブラックなところも感じさせるシュールさ有り。

2本目映画桃太郎の海鷲」(1943)上映時間 37 分

日本初の長編アニメらしい。
冒頭、
海軍省所有

大東亜戦争下の少市民に贈る

という文字が映し出される。
戦中のアニメらしく子供達に向けたプロパガンダ映画。
鬼が島の鬼=鬼畜米英を退治するために桃太郎率いるキジ、イヌ、サルの軍隊が戦闘機で爆撃に挑む。
まぁ、真珠湾攻撃が題材になってるのだけど。
momogazo.jpg

桃太郎は母艦で指揮をするだけ。
「お前達全員が帰ってくるのを待っているexclamation」なんてセリフがあって見てて、どうにもやりきれない。
鬼も角があるからかろうじて鬼とわかるが姿格好は米兵。
なぜか童謡浦島太郎の「むっかし〜むっかし〜・・・」が軍艦マーチのように使われていた。


笑っていいのか、真剣に見るべきか・・・
雰囲気は現在のかの国みたいだ。
恐るべし、軍国主義。

当時はヒットしたそうだ。

ちなみに後年「桃太郎 海の神兵」(1945)という作品も作られた。
これはオランダ領インドネシアで行われた海軍空挺部隊の落下傘攻撃を題材としている。
上映時間は74分exclamation

もひとつちなみに監督は「のらくろ」を動画化したアニメ作家の瀬尾光世。
「のらくろ」は手塚治虫も愛読していたそうだから当然この映画も見たと思われ、後の日本初のテレビアニメ「鉄腕アトム」制作に少なからずこの「桃太郎〜」は影響を及ぼしていると言える。

手塚はディズニーの「バンビ」を50回見たとか。
だから、アニメ制作に至ってはかなりディズニーに影響されたと言われている。
しかし、この「桃太郎〜」の絵面もどことなくディズニータッチを感じるから、やっぱり日本のアニメの起源はディスニーによるものなのかもしれない。

今は好きなように作れて、いい時代になったもんだよね。
momo.jpg


この2本で休憩タイム。
だから後半は次回。
posted by はやし at 23:12| 熊本 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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